2010年5月18日
★沖縄の珊瑚礁を未来に残そう!★ もっと知りたい 珊瑚のこと その1
みなさんこんにちは。
プランナー・ぱんだです。(◎´∀`)ノ
沖縄×珊瑚×沖縄水産高校×エコラの「珊瑚プロジェクト」フェリシモ代表として、再び沖縄にひとっ飛び!
沖縄県立沖縄水産高等学校のみなさま、琉球ガラスの工房のみなさまと一緒に海岸の清掃活動
に参加してきました。
沖縄水産高校からは普段からこの海岸で実習をしているマリンスポーツ系列の学生さんと先生方、海洋生物や海洋環境について学んでいる海洋生物系列の学生さんと先生方が参加。それに今回のプロジェクトで商品を製作してくださる琉球ガラスの工房の方々もたくさん参加してくださいました。
清掃活動をはじめる前に海岸を見下ろせる場所で沖縄水産高校の先生から、「珊瑚講座」を受講。
沖縄の海を見て、その色を一言であらわすなら、何色ですか? との先生からの質問で始まったこの講座。どうして珊瑚を守らなくてはならないのだろうか? という根本的な疑問にも答えてくれる、とても中身の濃いものとなりました。
さて、先ほどの先生からの質問ですが、本日の生徒となった私たちからの答えは「青」や「エメラルドブルー」。まさしく、透きとおる青は宝石のようにきれいです!![]()
実はその美しい海の色、美しい青に見えるのは、砂が白いからなんですよ、との理由に、水の色が他と違うわけじゃないんだ! と驚きました。透明度など水質の関係もないわけではありませんが、やはりあの青さを際立たせているのは白い砂。その白い砂は、死んだ珊瑚のかけらや貝殻が流れ着き、それが長い時間をかけて小さく小さく砕かれ、こうして砂になるのだそうです。なるほど! たしかにこの白い砂、本州の砂浜と違って素足で歩くとチクチクするんですよね。サラサラの砂ではなく、細かく砕かれた珊瑚や貝殻だから……の感触かもしれませんね!![]()
もっともっと、珊瑚のこと、知りたくなってきましたね。![]()
今回は入門編を、とお願いしていたのでまず「珊瑚」そのものについて、から始まります。
珊瑚は植物ではなく動物門(しほうどうぶつもん)に属する生物で、イソギンチャクやクラゲなどの仲間です。その珊瑚が集まっている地形のことを珊瑚礁と呼びます。珊瑚の体内には褐虫藻(かっちゅうそう)という植物プランクトンが共生していて、その褐虫藻が光合成して生まれる栄養をもらって活動しています。何と珊瑚が必要とする栄養の50~90%はこの共生藻から得ているということなので、この共生は珊瑚にとってとても大切な関係があることがわかります。
日本の海域での珊瑚の生息域の北限は九州南部、と珊瑚はどんな海洋環境でも生きていけるわけではないようです。では、どんな環境が珊瑚の生息に適しているのでしょうか? それはあたたかで、穏やか、透明度の高い高塩分濃度(塩からい)の海、と条件が限られています。
どうしてでしょうか?
もともと熱帯や亜熱帯の海は透明度が高い海です。その理由は貧栄養だから。プランクトンなどの小さな生き物が少ない(その他の生物にとって食料が少ない)ので、海の水が透明に見えるのです。でも、想像してみると、たしかに南国には透明な海が多いですが……カラフルで元気な小さな魚や、イソギンチャクなど、冷たい海にはいない多種多様な生物が生息しているように思えますが?![]()
それには珊瑚が深くかかわっています。
最近の環境保護活動によく使われるキーワード「生物多様性」。熱帯雨林の森がたくさんの昆虫や動物などを育て、共生しているゆりかごであるように、珊瑚は海の生物多様性を支える重要な役割を担っています。
本来、貧栄養の熱帯や亜熱帯の海で、珊瑚は体内で植物プランクトンを飼い、そこにイソギンチャクや小さな魚が生息します。さらにそこに小さな魚を栄養源とする少し大きな魚が集まってくる。珊瑚は熱帯雨林の木々のように、海の生物たちの豊かさを支えているゆりかごの役目を担っているのですね。![]()
珊瑚の恩恵は海の中だけではありません。
珊瑚は骨格を形成する炭酸カルシウムを成長する過程で巡り巡ってきた二酸化炭素を使用します。その量は人類が排出する二酸化炭素の2~5%程度とも言われています。
本来、海洋だけでなく空気中、地球全体を見ても二酸化炭素は様々な形態変化を経て、長い年月をかけて地球の自然を循環していたはずです。そのバランスを私たち人間が崩してしまったことが、現在の温暖化、という危惧を生み出してしまったのかもしれない、と思うと、反省しなくてはならないこと、いっぱいありますね。

※記事を書くにあたっての出典および資料のご協力:沖縄県立沖縄水産高等学校 酒井利昌先生、大神宏哉先生 (両先生にこの場を借りて改めて御礼申し上げます。)






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