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こんにちは、プランナーのことりです。
さて、今日はオリーブソープ旅日記の最終回をお届けします。

オリーブソープの工場見学

アレッポの旧市街地にオリーブソープの工場がありました。道路側には石で高く積み上げられた壁しか見られません。壁にある小さな扉をくぐると大きなアーチ状の天井がつづく石けん工場になっていました。

工場に入ってまず驚いたのは、床一面の鮮やかなオリーブグリーン!

O_2

ちょうど液状の石けんを床のプールに敷詰め、数日かけて固める作業中だったようです。
石けんが固まったら数人掛りで大きなカッターを曳いて石けんを小さくカットするとのこと。その後はスタンプをポン、ポン、と押して、ひとつひとつ手で積み上げて自然乾燥します。

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この工場の建物は大変古く、700~800年前に建てられたとか。文化的価値があるだけに、建物を近代化することは出来ないそうです。

そのためか「今もリヤカーが一番便利な道具なんだ」と、工場の人は笑って言いました。

Q_2

今回、石けん選びのポイントについても尋ねてみました。
一番大切なことは、使う人の肌に合っているかどうか。その上で、好みの香りかどうかということも大切なポイントです。
日本では、ローレルオイルの配合率が高いものが高級品として販売されることもありますが、シリアではそんなことはなく、首都ダマスカスのスーク(市場)ではローレルオイル無配合の石けんの方が人気があることも珍しくないそうです。
もともとローレルオイルを配合している石けんは、シリア北東部の乾燥・灼熱地帯や隣国のイラクで、広く親しまれているとも言われています。
古くは香りづけのためにローレルオイルを用いるようになったようで、後になって殺菌効果がクローズアップされるようになったようですが、ローレルオイルは高価である上に、刺激の強いオイルなので、それもやはり適量が良いのだと思います。
このようにシリアでは、ローレルオイルの含有率だけでなく、それぞれの嗜好や用途、体質に合わせて、好みに合ったオリーブソープが選ばれているようです。

さて、「シリア☆オリーブ紀行」いかがでしたか?

オリーブソープを使ってみたくなった人は、こちらへ。

Olive

こんにちは、プランナーのことりです。

しばらく間が空いてしまいましたが、今日もオリーブソープのお話のつづきをしたいと思います。

すでに『ecolor[エコラ]通信10月号』をご覧のみなさまもいらっしゃると思いますが、今までロングセラーで販売を続けてきたオリーブソープがリニューアルしました。

と言うのも、長年お世話になってきた“アブドラ ラハマン ザナビリ”のオーナーであるサハラさんがお亡くなりになり、このブランドでの石けんづくりに終止符が打たれたためです。石けんづくりにこだわり、伝統の後継者であったサハラさんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

それを受けて、このたび“アブドラ ラハマン ザナビリ”と同じ歴史ある建物の中で石けんを製造している“アブデルバディ ザナビリ”で作っていただくことになりました。

“アブデルバディ ザナビリ”は、ゴールデン・ヨーロッパ・アワードの品質部門で金賞shineを受賞したことのある老舗。今までの石けんとは少し異なる香りや使用感になりますが、これからも引き続きご愛用いただければ幸いです。(※ウェブサイトからお申し込みいただけるようになるのは少し先になります。)

さて、シリアの旅日記のつづきです。

 

シリア第2の都市ALEP(アレッポ)

ダマスカスから北へ350kmの位置にアレッポの街があります。アレッポは商工業が盛んで中心街のシンボルとなっている時計台の周りには多くの商店が並び、また少し離れたところには町工場が所狭しと並んでいます。商店にはあのオリーブソープが、まるで積み木のように並べられて売られています。

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M

アレッポには数多くの石けんメーカーがあり、種類も豊富で

「シリアの人達は香りや使用感などで自分の好みにあった石けんを購入しているよ。」

と店のご主人。

世界遺産であるアレッポ城のすぐ脇には旧市街地が広がり、その中のスーク(市場)はまるで迷路のよう。

人一人がやっと通れる道を抜けると全く違う売り場に通じ、薄暗いスークの小道にはロバを曳いた物売りがいて、どこか別の時代へタイムスリッップしたかのようでした。

喧騒とした市場を離れ、静かな旧市街をゆっくりと歩くうちにとうとうオリーブソープの工場にたどり着きました。

N

 

〈つづく〉

 

こんにちは、プランナーのことりです。

今日もオリーブソープの旅日記の後半をお届けします。

青年海外協力隊として、かつてシリアに赴任した経験のあるKAYAさんによる、生産現場からのリポートです。

どうぞ旅気分をお楽しみください~shine

幻?の花、ダマスクローズ

ダマスカスを出発してシリア第2の都市アレッポに向かいました。

1時間ほど車で走ると荒涼とした風景に変わります。


山は木々におおわれているものと思っている日本人の私にとっては、草木一本も生えていないように見える山脈に自然の厳しさを感じてしまいました。

しかし目を凝らしてみていると荒涼とした大地にも何か植物が植えられているようです。

近くに行って見てみると、薔薇が整然と植えられていました。

乾燥しきって枯れているように見える薔薇も先端には緑色の新芽が出ていました。こんな場所で芽を出すとは、生命力の強さを感じました。


H


この薔薇園のそばに集落が見えたので思い切って立ち寄ってみました。

この辺は標高が1,000メートルほどの場所にあり、ダマスカスに比べ寒く感じられます。

集落はとてものどかで家々の庭先には桜のような木が花をつけていました。


I


集落を散策していると道で出会ったご老人に

 

 「我が家でお茶をどうぞ」

 

と招待されました。

門を入って直ぐの中庭には先ほど見た桜?の花が咲き、ここが遠い中東シリアだとは思えませんでした。

玄関脇の部屋に通されると、自家製の薔薇ジャムと薔薇のシロップをご馳走になりました。


J


話を聞くと、先ほど目にした薔薇園はここの村のものでダマスクローズを栽培しているそうです。 以前日本のテレビで東欧で栽培されているダマスクローズを見たことがありましたが、豊沃な土地で栽培されている薔薇に比べてここのダマスクローズはあまりにも厳しい環境で栽培されています。

量産は出来ないそうですがその香りの良さにしばし旅の疲れを忘れました。

薔薇の原種の一種といわれ、また、名前の由来ともなったダマスカスの近郊でひっそりと守られてきたダマスクローズ。


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薔薇の香りに包まれた心地よい一日でした。

〈つづく〉

 

こんにちは、プランナーのことりです。

今日も引きつづき、オリーブソープの旅日記をお届けします。

青年海外協力隊として、かつてシリアに赴任した経験のあるKAYAさんによる、生産現場からのリポートです。

 

オリーブ畑のオリーブの木

 

シリアには、大きく分けて3つのオリーブの生産地があるそうです。

ダマスカス近郊の南部と地中海沿岸の西部、そしてアレッポ近郊の北部。

日本人の私にとって驚きなのは、産地によって味が違うということです。

そういえばオリーブオイルの味を比べたことなどなかったなあ。我が家で使うオリーブオイルなどは産地や味など気にせずに買っています。

 

今回はシリア国内を旅行する前にダマスカス近郊のオリーブ畑に行ってきました。

 

中心街より車で20~30分ほどのところに広がる一面のオリーブ畑。この辺は地下水が豊富で田園風景が広がっていました。

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オリーブ畑は南の方角で、やがてグータと呼ばれる森につながっています。

そのグータの森はアダムとイブが過ごしたエデンの園だったという伝説があるそうです。

シリアに到着するときに飛行機の窓から覗いた大地は茶褐色だったので、これほどの緑があるとは想像もしていませんでした。

 

オリーブ畑を走っていると羊飼いの兄妹と出会いました。オリーブの木陰は彼らのお気に入りの場所で、いつもここで休んでいるそうです。ふたりとも、とても気持ちよさそうでした。

F

 

ここのオリーブ畑には樹齢1,000年を超えるといわれる老木がありました。

天高くそびえたつ杉の木のような姿を想像していた私には、オリーブの老木はとても小さく見えましたが、近くに行ってその幹の太さにビックリしました。

そこで、今回案内していただいたシリア人が

 

「僕の体重は100キロあるから一緒に写真を撮れば大きさが分かるよ」

 

と、はいパチリ!

G

〈つづく〉

 

 

こんにちは、プランナーのことりです。

今日は、6月26日オリーブソープの旅日記のつづきをお届けします。

青年海外協力隊として、かつてシリアに赴任した経験のあるKAYAさんによる、生産現場からのリポートです。

 

ダマスカス散策

翌朝、ダマスカスの街を散策しました。 まず訪れたのは食料品のスーク(市場)。

全長500メートルほどの通りの両側には色々なお店が並んでいました。

 

「ジャガイモ1キロ80ポンド!」「新鮮な、ほうれん草が入荷したよ!」

 

大声で売り込む各お店のご主人たち。旅人の私も思わず立ち止まってしまうほど楽しく活気があります。 

立ち止まった果物屋さんでは、「うちのりんごはおいしいよ!」とひとつ分けてくれました。

 

お店で綺麗に陳列している果物はご主人が朝から積み上げたそうで、「今日は上手に積めたよ。美味しそうに見えるだろう。」と満面の笑みで自慢していました。

C

 

市場から新市街に向かって歩いていると、まるで博物館にでも展示してあるようなレトロな自動車が駐車していて思わず自分の目を疑ってしまいました。

ナンバープレートが付いているので現役で使用されている自動車…?再度驚かされました。

D

私の生まれる以前から走っているこの自動車(現役なのであえてクラッシックとは言いません)、きっと大切に使われてきたのでしょう。所有者の愛情が感じられました。

環境に優しい新しい自動車の開発が進むことはとても喜ばしいことですが、今あるものを長く使う事の大切さも教わったような気がしました。

自動車に限らず、私が使っている家具や道具などが私の子供や孫にも愛され使われている。

そんな「もの選び」を心がけたいと思いました。

 

<つづく>

 

Olive  

こんにちは、プランナーのことりです。

今日は、もうかれこれ15年と幾月もの間、人気商品として販売をつづけているオリーブソープについて、お話をしたいと思います。

このオリーブソープは、青年海外協力隊としてシリアに赴任した経験のあるKAYAさんが、当時シリアで出会ったこの石けんに魅了され、まだ日本ではほとんど紹介されていなかったころから、フェリシモで販売を始めたものです。

そのKAYAさん、一年に一度はシリアに赴き、生産現場のチェックや現地の人たちとの交流を深めていらっしゃいます。

そこで、KAYAさんによるシリアの旅日記を連載でご紹介したいと思います。

ワクワクshine

 

 

ダマスカス到着

日本を出発して約17時間。シリアの首都ダマスカスに到着しました。

シリアは地中海の東岸に位置し緯度は九州と同じ位。 日本のように四季があり冬は寒くて雪も降ることがあるそうです。  逆に夏は非常に暑いそうですが雨が降らずに乾燥しているので、木陰に入ると涼しいとか。

夏の夜は家族全員で公園に行き涼んでいる光景が見られ、むしろ日中よりも賑わっているそうです。

言語はアラビア語でイスラム教徒が多数ですが、キリスト教徒も人口の約10%を占めます。

空港から車で30分、最初に目に飛び込んできたのはオールド・ダマスカスを囲む城壁でした。

この辺は旧市街地の東側でキリスト教徒が多く住む地域。城壁の内側に幾つかの教会も見られました。

今回お世話になった宿は、城壁の外側ですが旧市街にあり、約800年前に建てられたホテル。 到着が夜遅くだったにもかかわらずとても温かく迎えてくれました。

A

フロントを抜けるとアラブ特有の中庭があり、 その傍らに腰を下ろすと「アハラン・ワ・サハラン」(ようこそ、いらっしゃいました)と、 甘い紅茶でもてなされました。

B

<つづく>

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